財務諸表の大事なとこだけ

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ZOZOMATを発表 靴のサイズ表記が変わる日が来るのか?

みなさんこんにちは

 

いつもは財務諸表の分析を中心行なっている当ブログですが今回は少し毛色を変えてZOZOMATについて考えていきたいと思います。

 

ファッション通販で有名なZOZOTOWNからZOZOMATが発表されました。

ZOZOMATに足を乗せて専用のスマホアプリで足を撮影することで足の形をミリ単位で測定できるため、自分にぴったりの靴を探せるようになるようです。

 

私は2年ほど前に革靴の魅力にとりつかれてしまい、少ない給料をやりくりして10万円ぐらいする高級革靴を2足所有しています。

 

革靴はラストと呼ばれる木型を基に作られており、同じブランドであっても使う木型によって靴の形状が微妙に異なっているため、自分の足の形に合った木型で作られた革靴を探す必要があります。

 

インターネット通販では、基本的に試着ができないため値段が安くてもインターネット通販では買わずに実店舗で試着して購入する人が多いでしょう。

実店舗で試着と言っても店員さんの手前何足も試すわけにはいきません。1、2足履いてみて何となく合ってそうだから買ってみたはいいものの、結局靴擦れをおこしてしまい、そのまま何年も履かなかったという経験をした人も多いのではないでしょうか。

 

靴が大量生産されるようになって100年以上経つのでしょう。これまで人類は延べ何百億回の靴擦れを起こしてきたのでしょうか?

 

そんな中で登場したのがZOZOMATです。

今までは靴のサイズといえば、長さと幅しかありませんでした。

この足を3D測定するZOZOMATの出現により靴のサイズの表記が変わる可能性も出てきていると思います。足の長さと幅に加えて甲の高さなどこれまで計測されなかった様々な部分についても計測が可能になります。

 

そしてこのZOZOMATを使った人の膨大な足のサイズのデータがZOZOに蓄積されて世界中のシューズメーカーがこのデータを参考に靴を開発することで、より足にフィットする靴が開発されることが期待できます。

 

これまでは靴を買うなら試着ができる実店舗の方が良いというのが常識でした。しかしこのZOZMATの出現によって、靴を買うなら実店舗ではなくZOZOTOWNでジャストフィットの靴を買った方が良いというのが常識となる日が来るかもしれません。

 

株式会社ZOZOの前澤社長のtweetによると靴の市場規模は約1.4兆円で、ZOZOの年間の靴の取扱高は約360億円ということでした。ZOZOMATの導入で靴の売上が上がる可能性は十分あるでしょう。

 

お洒落は足元からと言います。靴の売上が上がれば他のファッションアイテムへの波及効果も十分期待できるでしょう。

 

最近良いニュースがあまり無く株価はピーク時の半分以下に低迷しているZOZOですがZOZOMATが起爆剤になるかもしれないですね。今後に期待です。